Posted 2022-01-22 11:29:27 GMT
先日のLispWorks 8.0 Linux版の評価でもちょっと書きましたが、LispWorks 8.0ではエディタバッファでの日本語入力が場合によっては使い物にならない挙動のようです。
先日試したのはLinux版だったのでGTk版特有の挙動かと考えLispWorksにもそのように報告しましたが、macOS版でも同じような挙動を確認しました。
しかしこれがなんとも説明しがたい挙動なので動画にしてみました。
症状としてはバッファの先頭か末尾に入力する分にはそこまで変でもないですが、それ以外の場所に文字を挿入しようとすると変換選択の画面が画面先頭にでたり、さらにその表示のゴミがのこったりするようです。
GTk版では変換候補の画面が一切出てこないためゴミもバッファに挿入されません。
LispWorksのエディタだけでなくGUIのツールキットのeditor-pane
も同様の症状です(まあ同じクラスだから当たり前か……。)
自分は確認していないのでなんともいえませんがeditor-pane
がおかしいのでWindows版も同様ではないでしょうか。
日本語入力をさせるアプリを作っている方で、LispWorks 8.0の購入を考えている方は、ちょっと様子を見た方が良いかもしれません。
一応バグ報告をしているので修正されることを期待していますが、LispWorksのメーリングリストでも騒いでいる人はいまのところいません。
IMEを使う文化圏のユーザーは少数派でしょうから、このバグの修正もそんなに期待できないかもしれませんねえ……。
Lispエディタの問題だけならまだ良いのですが、作成したアプリでeditor-pane
を使った場合、日本語の入力がまともに機能しなくなるのが痛いですね。
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