#:g1: Lispコミュニティを考える: Shibuya.lisp発足以前の日本のLispコミュニティ

Posted 2022-01-18 19:28:17 GMT

前回はは、Lisp方言と愛好者のバックボーンを分類して適当なことを考えたりしてみましたが、今回はShibuya.lispが発足した2008年より前のLispコミュニティについてこれまで調べていたことをざっとまとめてみたいと思います。  

Shibuya.lisp以前

そもそも最近のフリーソフトウェアを中心としたコンピューター言語の集まりのようなものが盛んになり始めたのはオープンソースムーブメントが活発化してきた2000年代初頭からかと思います。   Shibuya.lispは元々Shibuya.pmというPerlコミュニティの集いのLisp版として企画されたようです(higepon氏によって)が、2000年代中頃からは勉強会ブームが到来したりと、プログラミング言語とコミュニティの関係が結構熱かった時期だったなと思います。
このあたりのことをどこかで書いたことがあった記憶があったのですが、このブログに一度まとめていたみたいです。

2000年代以前

さて、オープンソースムーブメント以前からLispは存在するわけですが、2000年以前はどんなことになっていたのかというと、オープンソースの草の根コミュニティという形態よりは、どこかの企業がイベントを開催し、そこに愛好者が集うという形式が多かったようです。
具体的な例を挙げると、数理システムが1990年代後半にセミナーを開いたりしていた様子。

また、アカデミックな方面では、後藤英一先生の呼びかけで始まった 情報処理学会 記号処理研究会 というものが1977年から1995年あたりまで年四回位のペースで続いていたようです。

また、1980年代後半には、Common Lispを中心とした商業ベースのイベントなどもあったようですし、日本シンボリックスを筆頭として、有償でのLispセミナーのようなものが月一程度で開催されていたようです。

詳しくは日本のLispイベントを一覧にまとめていますので興味のある方は眺めてみてください。

なお、この一覧では1990年代後半のイベントを集めることができていません。このあたりで一つの時代が消滅しているような雰囲気もありますが、ウェブに記録があまり残っていない時代でもあるため実際のところどうだったのか詳しく知りたいところではあります。

まとめ

日本のLispコミュニティについて1970年代あたりからざっと眺めてみました。
大体のところは、

というところでしょうか


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