Posted 2021-04-12 17:49:42 GMT
どういう切っ掛けで移植を始めたのか思い出せないのですが、Emacs系エディタでお馴染みのLisp編集支援モードのpareditをLispWorksのエディタ(Hemlock)に移植してみました。
最近のparedit(version 25)は3000行近くあるのですが、移植したものは300行程度のversion 1です。
誰かが既に移植していた気もするのですが、どうも見付からない……。
最初はちまちまとHemlockのdefcommand
形式に書き直していたのですが、途中でめんどくさくなってedefun
というEmacsのinteractive
を含んだdefun
形式のマクロを作成してコピペしていきました。
versio 25とversion 1では機能に差がありますが、私個人が欲しかったforward-slurp-sexp
系の機能は大体version 1で既に完備されていたようです。
Emacs系エディタではLispで拡張できるのは嬉しいのですが、似ているけれど割合に違うAPI群をそれぞれ持っているので、エディタ間でLispコードを共有するのは難しい状況です。
大別すると
とありますが、圧倒的多数派のEmacs Lispベースで構わないのでEditor Lispとして標準化されたりすると嬉しいですね。
まあ、Hemlockも、Zmacsもほぼ絶滅しているので、これらのプラットフォームがEmacs Lispの資産を活用したいということもないか……。
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