ClaspがSBCLより速くなったと聞いて — #:g1

Posted 2017-11-02 19:05:04 GMT

Shibuya.lisp Lispmeetup #57 の発表でClaspがSBCLより速かったりするらしいというのを耳にして、いつの間にかそこまで進歩してたのかと思ったので早速自分も試してみることにした。

ビルドは、本家のWikiの通りに実行し特に問題もなくビルドはできた。ただ時間は、3時間程度掛った。
Clasp 0.5 Build Instructions

cl-benchで計測してみる

3年位前にclaspが登場した頃に、一度clasp 0.2でcl-benchを実行してみたが、完走できない項目ばかりだった。
今回のclasp 0.5で試してみたところ大体の項目が完走できた。しかし物によってはSegmentation faultで処理系ごと落ちたりもする。
cl-bench は、Symbolics CLや、Lucid CLでも走る位なので可搬性は高い、というか規格内の機能だけで書いてある(多分)。

cl-benchや手元で確認してみる感じでは、SBCLより速かったりすることは無さそうに思えた。
さらに安定性については、まだ比較対象にならないという感じ。

目につくところでは、なぜかbench-stringというベンチでClaspがズバ抜けて速い。
bench-stringの定義はこんな感じ

(defun bench-strings (&optional (size 1000000) (runs 50))
  (declare (fixnum size))
  (let ((zzz (make-string size :initial-element #\z))
        (xxx (make-string size)))
    (dotimes (runs runs)
      (and (fill xxx #\x)
           (replace xxx zzz)
           (search "xxxd" xxx)
           (nstring-upcase xxx))))
  (values))

全体的な印象としては、依然としてClaspはまだまだ開発中という感じがした。
ClaspはC++との連携が最大の強みだと思うが、自分はC++の資産を使うこともないので、UTF-8をサポートするまで様子見でも良いかなというところ。
ちなみに、個人的には、SICLのコードが全面的に使われるらしいというところに興味がある。現状は、まだまだECLのコードが多い様子。

下記にベンチ結果を載せてみる。
なお、ECLやClaspと同じくSBCLはGMPを有効にしてある。 使用したマシンは、CPUが、Intel(R) Xeon(R) CPU E3-1230 v3 @ 3.30GHz でメモリは32GiB

ベンチ


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