Lisp本積読解消: プログラミングGauche — 18章 構文の拡張 — #:g1

Posted 2017-03-26 14:36:19 GMT

今回は、プログラミングGaucheのマクロの箇所を読む。
マクロについての解説は、

の二つ。後者はデバッグについて書かれている。

18章 構文の拡張

構文の拡張ということで、拡張する前の構文とは、という所から説明が始まっている。
Schemeらしくプリミティブを積み重ねていくのだという説明が続くがやや冗長な印象。

次にパターンマッチによるマクロとして、syntax-rulesマクロの解説がされる。
そして、マクロの健全性について解説され、マクロの利用の仕方について解説。

最後にsyntax-rulesでは扱いが面倒な、意図的な変数名捕捉や識別子の作成について解説し、それらを手軽に扱える伝統的なマクロ方式を解説する。
2008年の本なので、手続的に書けるマクロシステムとしては、define-macroのみだったようだ。

21.7章 マクロの調査

この章はデバッグの章なのでマクロを展開してデバッグしていく方法を解説している。
「マクロは最もデバッグの難しいプログラムです」と開始されるが、その根拠についての説明は特に無いようだ。
個人的には、Schemeの場合、緩い型なのに高階関数を何重にも積み重ねるスタイルが多用されがちなので、そちらの方が何倍もデバッグが難しいと感じるが……。

macroexpandを利用してマクロを展開しデバッグしていく方法を示す。
また、モジュールを跨いだ場合の問題点についても解説。

結び

プログラミングGaucheが出版されてから早9年だが、基本から実践的な所まで幅広く解説されているので、Schemeで何かしようと思っている人には今でもとても有用な本だと思う。
ただ、Gaucheの細かい所の仕様は結構変っているので、アップデートされたら良いなとは思う。


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