#:g1: ILC 2012 Good Old Lisp Machines 顛末記

Posted 2012-10-28 13:05:00 GMT

10/21から10/24日にかけて、International Lisp Conference 2012 京都が開催されました。
ILC 2012では私のようなレトコンピューティング好きには堪らないLispマシンの展示がありました。今回自分はLispマシンの展示をするスタッフ側に回ることになったのですが、Lispマシン展示の顛末について簡単に書き残しておこうと思います。

そもそもの始まり 2010年秋

そもそもの始まりは、2010/11/27のShibuya.lisp 第6回 の懇親会で ILC の日本開催について話が出た時に発表者でもあった小出さんが、「もし日本でILCが開催されるなら保存しているInterlisp-Dの実機を展示したい」という提案に始まります。 この提案を聞いていた竹岡さんが「それだったら、うちのSymbolicsも展示する」という話になり、さらに同じく発表者の大野さんがELIS関係者だったため「もし開催されるならELISも展示できるに違いない」ということになり、この時はそうなったら良いねという話で終わりました。

ILC 2012の京都開催が決まる 2011年秋

それから1年後、以前から日本での開催を打診されていたILCが京都で開催されることが決定。
数理システムのLispセミナーでILC京都についてちょっとした発表がありました。セミナーに小出さんも参加されていたので、よしじゃあ展示を提案するぞ、という流れに。
そしてILC開催の告知と論文の投稿募集的なところへ小出さんが投稿。受理されてILC京都の催しとなりました。

Lispマシン出展準備 2012年春

ILCの展示が受理されたので、各方面に出展の再確認、Symbolics所有の竹岡さんはOK。ELIS方面も、大野さんに確認し、そこからJAIST 日比野先生にOKを頂き3機種が展示できることに。いよいよ動き始めました。

ILCでLispマシン展示 2012年秋

そんなこんなで準備も色々あり、遂に展示本番。
小出さんは、東京からFuji Xerox 1121AIW(Dandelion)を車で運搬。竹岡さんは京都からSymbolics 3620を持ち込んで頂き、ELIS 8100と8200シリーズは、JAISTの博物館から運搬されてくることに。

Dandelion 2台は残念ながら両方共マウスが上手く動かず、Symbolics 3620は起動はしたものの、何かが焼け焦げる匂いがしたため、これは危険!ということで残念ながら静態展示へ。ELISは、静態展示指定とのことだったのでこれも静態展示。


Uploaded with ImageShack.us

Uploaded with ImageShack.us

Uploaded with ImageShack.us

会場の風景写真は、ILC 2012 Good Old Lisp Machines から見ることができます。

まとめ

やはり実機を持ち込むというのはなかなか大変でしたが、これがLispマシンか!という若者もそれなりにいたり、海外の方からはSymbolics/Xeroxは知ってるけど、ELISとはどういうものだという質問がそれなりにあったりしました。もっとLispマシンや、ELISが海外でも認知されると面白いことになるかなーという手応えはありました。
ちょっとした提案から始まったILCでのLispマシンの展示ですが、端で話を聞いていた自分もまさか実現するとは思いませんでした。
企画とInterlisp-Dの実機を展示された小出さん、ELIS展示を快諾して頂いた日比野先生、大野さん、Symbolicsを展示して頂いた竹岡さん、その他、皆様にご支援頂き実現できたものだと思いました。 貴重な体験を与えて頂けたことに感謝させて頂きたいです。

comments powered by Disqus